良い日和

2人の男の子を持つシングルマザー。今までのこと。パートナーのこと。これからのこと。ないない尽くしの思考からの脱却。じぶん日々研究ブログ。

久しぶりの更新です

どうも。ひよりです。

 

梅雨に入りましたね。じめじめするこの季節があたしは意外と好きです。

 

会社に行くときは雨で足が濡れてしまうし、子どもたちの送迎も億劫だけど、雨が降っているときの外の空気が澄んでいて、清々しい気持ちになるからだと思います。

 

最近始めたこのブログ。

なのに更新が止まってしまったのはなぜか。

心の中を探ってみると色々でてきました。

 

一番は「怖かった」のだと思います。

 

実は更新を止めた時期、すごく体調を崩してしまって。

 

ブログを書くときに同時にしているのが「モーニングページ」というものです。

 

朝起きてすぐにとりとめとなく自分の思いをノートに書きとめる。

(あたしにとっては「書き殴る」作業になりがち・・)

 

これをずっと続けていると、何度も同じようなことを書いていることに気づきます。

 

モーニングページは最初の何週間は読み返さないというルールがあるので、まだ読み返したことはないのですが、とにかく書いていくうちに、自分の欲?のようなものに気づき始めます。

 

そんな中、咳が止まらなくなって、声が出なくなり、微熱と頭痛が続くようになりました。

 

病院に行くと「アレルギー反応」とのこと。

 

何の?と考えたときに、気づいたんです。

これきっと、今いる環境に対してなんだって。

 

症状が本当につらくて、普段少し体調を崩しても何とか会社には行けるんですが今回はとにかく横になってないとしんどくて。

 

体調不良は2週間ほど続き、会社も何日も休みました。

 

で思った。怖いなって。

 

長くなったので続きます。

0110からの電話

どうも、ひよりです。

 

休日の朝、末尾が「0110」の番号から携帯に電話がかかってきました。

 

市内局番からの末尾「0110」。

警察からの電話でした。

 

そのときあたしは夜勤明けの彼の帰りを待っていて、

もしかして彼が事故ったのでは?と不安を覚えつつ電話を取りました。

 

電話口の人は女性で「〇〇さんですか」と、あたしが結婚していた時の姓で話しかけてきました。

 

「おととしに相談に来られた件で、その後大丈夫かと思い電話しました」

 

その人は優しい口調でそう告げました。

 

ちょうど3年前、当時住んでた家から子どもたちを連れて出て行く前、

あたしは警察署へDV相談をしました。

 

警察署では夫婦間、パートナー間のDV相談を受け付けていて、

希望すると携帯電話番号を登録して、110番を押すだけで警察が駆けつけてくれる

措置を取ってくれます。

 

もし相手がいきなり目の前に現れて怖い思いをしたとき、命の危険を感じたとき、

通常であれば110番通報して名前と住所を名乗ったり経緯を説明する必要があるところを、

登録した電話番号からかけることで警察が内容を察知し、

何も告げなくてもGPSを使って駆けつけてくれるのです。

 

「どこに電話してるんだ!」と相手を逆上させずに助けを呼ぶことができる。

 

ストーカー等による凶悪犯罪が多く発生したことによってできた制度だと思います。

 

離婚を決意し家を出ることを決めたときに相談に乗ってもらった行政書士の方から、

家を出るときに置き手紙を残すこと、

家をでるまではそのことを夫に悟られないこと、

ストーカー化したり、逃げた先に押し掛ける恐れがあるので、不安であれば警察署に相談に行くこと、

そんなアドバイスを受けました。

 

あたしは一度も夫から暴力を受けたことはありませんでした。

だから自分がDVをされているという感覚はありませんでした。

 

でも夫の暴言は激しく、どんどんと心が蝕まれていきました。

真夜中に壁を激しく叩かれて脅されたこともありました。

外出していて少しでも約束した時間に戻れないと、「いまどこにいるんだ!」と

電話がかかってきて怒鳴られました。

 

常に監視され、常に罵倒される。

そんなことが続く毎日でした。

 

行政書士の方から「体に暴力を受けていなくても、それはれっきとした暴力だよ」

「あなたはDVを受けているんだよ」と諭されました。

 

暴力を受けていないのに警察署に相談なんて・・と逡巡していましたが、

「裏切られたという思いから、相手がどう出るかは予測できない」

「最悪のケースを考えなさい」

「今の警察は『なんだそんなことで』なんて突き放すようなことは絶対に言わないから」

との助言を受け、

「よかったらついていっても良いんだよ」という申し出までいただいたのですが、

ひとりでやってみよう、と思って、単身で警察署に赴きました。

 

相談を受けてくれたのは30代くらいの男性の警察官でした。

詳細を話した後、電話番号の登録をした方がいいとのことで手続きを行いました。

 

結果、離婚に至るまで、そして現在に渡って、夫があたしやあたしの家族に

危害を加えることはなく、一度も利用することはなかったのですが。

 

登録から何週間かに一度は警察署から現状確認の電話があり、異常はないかを聞かれました。

「大丈夫ですか?」と聞かれるたび、「大丈夫です」と答える。

何かがあっても警察が守ってくれる、このことが当時のあたしをどれだけ安堵させてくれてたか計り知れません。

 

最終的に離婚手続きが全て完了した後、無事解決したと警察署に報告を入れてからは

警察署からの連絡も途絶えていました。

 

だから今になってまたこの件で連絡があるとは・・と正直びっくりはしましたが、

「あぁ、あたしは色んなものに守られて生きているんだなぁ」とあらためて感謝しました。

 

あのとき、友人や母や妹に愚痴をこぼすだけこぼして、

でも帰るしかないと、あたしの帰る場所は、いる場所はここしかないんだと、

泣きながら帰っていたあの家。

 

あたしが至らないから怒鳴られるんだと思い込んでいた日々。

 

でも世界や社会はほんとはすごくあたしに優しかった。

渦中にいると、目隠しをされたようにそれに気づかないんですね。

責められてばかりいると、自分の気持ちに蓋をしてしまう。

 

もし、あの頃のあたしと同じように耳を塞ぎ、心を閉ざして嵐がやむのを待っている人がいたら、

「その嵐はやまないよ。一歩踏み出して自分から抜け出そう」って言いたい。

 

踏み出したその先はあなたが思っているよりも優しい世界が待ってるかもしれないから。

あたしがそうだったように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライオンの親子

どうも。ひよりです。

 

今日はあたしの過去の日々を綴ろうと思います。

 

いま、息子たちは7歳と5歳。

やっと外でちょっと目を離しても平気な年ごろになってきました。

 

2歳差は年齢が上がってくるとちょうどよい遊び相手だけれど、うんと幼い頃は、赤ちゃんが2人いる状態。

どちらも1歳未満の時にフルタイム復職したので、それはそれは怒涛の毎日でした。

残業が多い職場なので、こどもたちと8時には家を出て、19時過ぎに家に帰りつくような日々。

 

朝起きたらごはんを炊いてないこともざらにあって、こどもたちには冷ごはんで作ったおにぎりを持たせて車に押し込み、途中で弁当屋さんで白飯を買ってお弁当箱につめたり。

 

帰ってきたら、まずは「おっぱい!」。

荷物と子供を玄関に放り投げた後は、ソファにどすっと座って乳を出し(笑)、次男におっぱいを飲ませる儀式。

ここでこどもたちと少しだけ触れ合ったり話したりした後は、すぐにごはん&お風呂。

 

毎日保育園で汗だくになって帰ってくる息子たち。夏場は特に汚いのですぐにシャワーを浴びさせます。

ごはんの支度もあるので、一緒に入るなんて余裕は皆無。

ストッキングとスカートを脱いで、「いま宅配便とか来ても絶対出られないな・・」というあられもない姿でちゃちゃっとこどもたちを丸洗い。

 

タオルで拭いて、パジャマに着替えさせて、お茶を飲ませてるうちに何かしらのごはんをちゃちゃっと作り。

食べさせてる間に、体力がまだない次男はこっくりこっくりしだし・・。

そんなこんなで自分はパジャマに着替える間もなく、パンツ一丁(笑)でここまでこなし、ちゃぶ台の上のお茶碗を片すこともなく歯磨きをさせて3人でベッドにダイブ!!

 

次男におっぱいを飲ませながら、長男の足をさすり、カタコトで話す長男の言葉に耳を傾けながら電気も消すことなく眠りにつく・・。

そんな日々を過ごしていました。

 

平日、家でちゃんとした格好でいたためしがなく。

とにかく子どもたちをきれいにして、たらふく食べさせて、ぐっすり寝かせる、これしかできなくて。

19時から21時の2時間を怒涛のように過ごし、半裸状態で3人でくっつきあって眠りについていたあの頃は、今思えば野生のライオンの親子のようだったなぁと思います。

 

結婚していた頃、夫は年の半分は出張などで家におらず。

夜中に1人起きだして、お茶碗や鍋を片したり、散らかった服を片したり。時には朝まで起きれずに、ごはんを炊いていないことに気づいたり(で、上記に戻る)・・しながらもとりあえず毎日をこなしていましたが。

 

夫が家にいると、ちょうどこどもたちが寝静まったころに帰ってきて、家の中の惨状を見て声を荒げ、また自分の夜ごはんが用意されていないことに腹を立てて声を荒げる、というオプションがついてきました。

 

その頃のあたしは、どうやってもこれ以上のことはできなくて、でも怒られるのは嫌で、同じような境遇で子育てしている人がどのように日々をこなしているのかが知りたくて、寝る間を惜しんでネットを検索していました。

 

家事・育児の時短ノウハウを学ぶ中で、もうひとつあたしは重要なことをネットで学ぶことになります。

それは夫があたしに行う態度や暴言が「モラルハラスメントモラハラ)」と呼ばれるものだということでした。

 

 

 

旅に出ること。食べること。

どうも。ひよりです。

 

食べることって好きですか?

 

あたしは好きです。

 

旅行に行くときは必ずその土地のおいしいものをチェックしてからでかけます。

 

旅に出ていて思いがけずおいしいものに出会ったりすると、今度はそれを食べに出かけるのが次の旅の目的になることが多いです。

 

その結果、あたしには毎年必ず旅に出てでも行かなければならぬ「心の拠りどころ」ともいえるべきお店がたくさん存在します。

 

毎週・毎月通うにはちょっと遠いけど、最低年に1回はそのお店のこれが食べたい!

それはもう、お盆とかお正月に実家に帰るような感覚。

 

都合がつかなくて2年とかご無沙汰してしまうと、なんかもうそのお店に着いた瞬間に泣きたくなるくらい懐かしがったりしてしまいます。

 

たとえば山の中にあるパン屋さん。車で行っても結構かかるので1日がかりで出かけます。

そのお店のよもぎあんぱんが買えると、あぁ今年もこれが食べられる。無事に生きてこれたな~っなんて大げさなことを考えちゃいます。

 

そのお店に行くことが毎年のルーティンになると、行く季節も決まってくることが多いです。

 

寒くなると「これが食べたいなぁ」、梅雨になると「あれが食べたいなぁ」など。

旬のものも多いのですが、季節に関係のないものでもそうなっちゃう。

 

きっと最初に行ったときの記憶とか、一緒に行った人との思い出とか。

そういうものが季節ごとにあって、あたしの食欲を呼び起こすのだと思います。

 

 

おひさまの効用

どうも。ひよりです。

 

早起きって得意ですか?

 

あたしはとっても苦手です。

 

そもそもあたしはロングスリーパーの質だと思っています。

小さい頃から、夜なかなか寝付けなくて朝だらだらと起きてしまう。

 

「早く寝なさい!」

「早く起きなさい!」

と毎日のように言われていました。

 

早起きできないあたしってダメ人間・・と思って生きてきましたが、

その思いから脱却できたのは、子どもたちと生活するようになってからです。

 

長男はあたしに似て寝付きが悪く、朝起きれない性質。

逆に次男は寝付きがよくて早起き。朝はすっきりご機嫌です。

 

これ、生まれたときからそうなんです。

一緒に暮らしていて年も近い2人は、生活習慣、食べ物などにあまり差がありません。

 

それに気づいてから周りの早起きが得意な人にも聞きまわるようになりましたが、

分かったのは、やっぱり早起きな人は小さな頃から早起きだということ。

特に苦も無く起きられるということ。

むしろ夜になると眠くなるので、夜更かしできないことが悩み(‼)だったりすることでした。

 

なあんだ~、あたしの意思の弱さが原因じゃないんだ。

生まれ持った性質なんだ!

 

子どもたちといると、この「なあんだ~」の発見がたくさんあります。

2人は年が近いけれど性格も食べ物の好みも何もかも正反対。なので違いがとてもくっきりと見えるのです。

 

発見するたびに、あたしは自分に「ダメ」レッテルをたくさん貼っていままで暮らしていたんだなぁと思います。

 

子どもたちとの生活は、過去の自分に〇をつけてあげられる気づきの連続。気づくたびに過去の自分が癒えていく。そんな日々を過ごしています。

 

早起きできない性質なんだ!と納得して罪悪感なく惰眠を貪るようになったあたしですが、最近分かったことがあります。

それは夏になると早起きができるということ。

よく言われることですが、動物は太陽の光を浴びることで体の活動を活発化できるそうです。

最近では企業でもサマータイムといって、夏の期間は出社を1時間早めるという制度を取り入れているところがありますよね。

 

また人間は歳を重ねると早起きになるとも言われています。

 

ここ最近、「あ、朝だなぁ」と思っておきると5時だったりするので、そのまま二度寝せずに起きてみようかなと思っているところです。

 

 

ひとりで

どうも。ひよりです。

 

おひとりさま行動って好きですか?

あたしは大好きです。

 

ひとり映画館とかひとりランチとか。ひとりドライブも好きだし、部屋にこもって漫画を読みふけるのも大好き。誰にも会うことなく休日を終えても全然平気です。

 

そもそもこどもがいると「ひとり」の時間を持つこと自体が非常に難しいので、逆に貴重だったりします。

 

でも今日はおひとりさまサイコー♪っていう話ではなく、あたしの過去のおはなしを。

 

離婚届って相手の署名をもらうことなく提出できる方法があるって知ってますか。

たったひとりで出せちゃうんです。もちろん手続きを経て、ですが。

 

離婚の方法は3つあります。

協議離婚、調停離婚、そして裁判離婚です。

 

あたしは調停離婚をしたので、家庭裁判所が発行する証明書をもって市役所に行き、その場で自分の署名・捺印だけして離婚届を提出しました。

 

裁判所って、普通に生きているとあんまり縁のない場所です。

裁判所で手続きをするのも難しそうだし、弁護士に相談しないと、と思いがちですよね。

 

裁判だと難しくなってしまうのですが、調停だと素人でも簡単に手続きが可能です。

実際あたしは全ての手続きを自分ひとりでやっちゃいました。

 

調停というのは、双方が話し合う場に第三者を入れて公正な話し合いができるようにサポートしてくれる制度です。

これは何も離婚に限ったことではなく、相続で揉めたりしたときなどにもこの制度は使えます。

 

一番良かったのは、この制度を使ったことで、家を出てから夫と一度も対面することなく離婚が成立できたことです。

希望すれば別々の部屋でそれぞれの言い分を聞いて、それを相手に伝えて・・って形で話し合いをすすめてくれるんですね。

 

なのであたしは離婚に至るまでの何もかもを、ひとりで全部やりました。

 

夫婦二人のことなのに、顔を合わせることもなく、勝手にひとりですすめて決めちゃうの?それでいいの?

 

それでいい。それが良いときもあるんですね。

また機会があれば詳しく書きたいと思います。

 

 

 

 

はじめまして

はじめまして。ひよりです。

 

7歳、5歳の男の子のおかあさんです。学校を卒業してからずっと会社員として働いています。

3年前に、こども以外は全て捨てる覚悟で離婚を決意。今はシングルです。

 

3年前。

家も仕事も、描いてた家族としての理想も。

世間の目や親の目も、恥や外聞も。

すべてを捨ててもこどもと笑いあう未来と、自分を守りたくて家を飛び出しました。

右手に長男、左手に次男。これさえあれば良い。手は2本しかないから、それ以外は持てない。ほんとうに要らない。

そうして始まった私の新しい人生は、何も「ない」はずだったのに実は全部「あった」ことへの気づきの連続です。

 

いつだってあたしは「持ってない」。

ものごごろついた時からこの感覚は自分を取り巻いていました。

ひらめきも発想も持ってない。

魅力もかわいさも持ってない。

心の余裕も、自由な時間も何もかも持ってない。

 

「持ってない」から得ようといつも必死でした。

努力は報われるって思ってました。

何かを得るために、気持ちを押し殺して仕事や勉強に一生懸命に取り組んできました。

与えよ、さらば与えられんって文字通りに解釈して、時には自分を犠牲にして人に尽くしたりもしてきました。

 

でも、何一つ得られることなく。努力は報われることなく。

自分で選んだ人生からしっぽ巻いて逃げる、っていう選択をすることになりました。

 

そうしてやっと気づいたのです。

あの頃「持ってない」と思ってたものは、実は既に自分に「あった」ということ。「ある」のに「ない」と思い込んで得ようとした何かは、選んできた何かはあたしがほんとうに欲しいものではなかったということに。

 

2本しかないからと、あのときこどもたちだけを引いてきた手の中には、いま、たくさんの幸せと喜びがあふれています。

 

この幸せや喜びは実はずーっとあたしとともにあった。

「気づいて欲しい」って願ってた。

毎日がその気づきと驚きの連続です。

 

まだまだこれからもたくさんの気づきが生まれていくのだろうと思います。

そのときどきに感じたことや、今までのこと、これからのことなどを、つらつらと綴っていこうと思っています。