はじめまして
はじめまして。ひよりです。
7歳、5歳の男の子のおかあさんです。学校を卒業してからずっと会社員として働いています。
3年前に、こども以外は全て捨てる覚悟で離婚を決意。今はシングルです。
3年前。
家も仕事も、描いてた家族としての理想も。
世間の目や親の目も、恥や外聞も。
すべてを捨ててもこどもと笑いあう未来と、自分を守りたくて家を飛び出しました。
右手に長男、左手に次男。これさえあれば良い。手は2本しかないから、それ以外は持てない。ほんとうに要らない。
そうして始まった私の新しい人生は、何も「ない」はずだったのに実は全部「あった」ことへの気づきの連続です。
いつだってあたしは「持ってない」。
ものごごろついた時からこの感覚は自分を取り巻いていました。
ひらめきも発想も持ってない。
魅力もかわいさも持ってない。
心の余裕も、自由な時間も何もかも持ってない。
「持ってない」から得ようといつも必死でした。
努力は報われるって思ってました。
何かを得るために、気持ちを押し殺して仕事や勉強に一生懸命に取り組んできました。
与えよ、さらば与えられんって文字通りに解釈して、時には自分を犠牲にして人に尽くしたりもしてきました。
でも、何一つ得られることなく。努力は報われることなく。
自分で選んだ人生からしっぽ巻いて逃げる、っていう選択をすることになりました。
そうしてやっと気づいたのです。
あの頃「持ってない」と思ってたものは、実は既に自分に「あった」ということ。「ある」のに「ない」と思い込んで得ようとした何かは、選んできた何かはあたしがほんとうに欲しいものではなかったということに。
2本しかないからと、あのときこどもたちだけを引いてきた手の中には、いま、たくさんの幸せと喜びがあふれています。
この幸せや喜びは実はずーっとあたしとともにあった。
「気づいて欲しい」って願ってた。
毎日がその気づきと驚きの連続です。
まだまだこれからもたくさんの気づきが生まれていくのだろうと思います。
そのときどきに感じたことや、今までのこと、これからのことなどを、つらつらと綴っていこうと思っています。